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【不動産ローンの救世主?】英国企業Proportunityとは?

海外不動産テック分析スライド

会社概要

Proportunity社は2016年に英国で創業された、不動産の価格の一部を投資として貸し付けを行なっている企業です。その最大の特徴は貸与された額をそのまま返済するのではなく、返済時の不動産価値に応じて返済額が決定されるという仕組みにあります。すなわち、返済時に不動産価値が下落していたら、同社から借りた額よりも少ない金額しか返済する必要はないということです。こうした投資型の貸し付けを不動産取引に取り入れているために同社は注目されています。

創業ストーリー

2016年に後の共同創業者の1人であるVadimと彼の妻であるJuliaが初めて住宅を購入する際、従来の伝統的な不動産業者に不満を持ったことからProportunityは始まりました。VadimとJuliaは幸いにして自らのリサーチによって好物件を発見することができましたが、多くの人々は伝統的な不動産業者の紹介の下で、費用対効果に優れていない住宅を購入することも多くありました。そこでVadimとStefanはProportunity社を共同創業しました。

ビジョン・ミッション

  • 住宅保有が現実的な選択肢になる世界を作ること
  • 顧客の生活を有意義なものにするため、住宅金融の未来を解き放つことで革新する

ビジネスモデル図解

強み

  • 低預金率でのローン

ほとんどの競合企業がローンに預金率が15%ほど必要であるのに対して、Proportunity社は5%の預金率でローンを組むことが可能です。こうしたことから、同社は初めて住宅を購入するような層に対して非常に優位性があります。

マーケット

経営陣紹介

Vadim Toader氏 共同創業者&CEO

Proportunity社のCEO。Proportunity社を創業する以前には、Entrepreneurfirst社の立ち上げやBain&Company社にてコンサルタントを務めていた。また、オックスフォード大学でエンジニアリングの学位、同大学のビジネウッスクールであるSaid SchoolでMBAを取得している。Forbes 30 under 30にも選出されている。

主要な資金調達先

  • Conister Bank
  • Anthemis Group
  • Axel Springer Digital Ventures
  • Concrete Venture Capital
  • Global Founders Capital

今後の動向